「自宅で美味しいコーヒー飲みたいけどどうすりゃいいの?」
「自宅で美味しいコーヒーを飲むための方法がまとまってる記事が全然ない!」
わたしは長いことこのような悩みを抱えるネット民でした。2019年にもなったのにAKIRAの世界にも追いついたのに絶賛情報革命中のはずなのにいまだにそれらしき記事を見つけることはできません。
そこでここ2年間くらいでどっぷりコーヒーに浸かってるわたしが「この記事読めば自宅で美味しいコーヒーを淹れるためのイロハは大体整うだろう」的な視点で大変偉そうですがコーヒーについて色々まとめました。
ただの素人であることは間違い無いのですが、逆にだからこそこれから情報収拾をはじめ自宅で美味しいコーヒーを飲みたいというセンスのいいあなたにはちょうどいい記事かもしれません。
ペーパーなのかフレンチプレスなのかなどの抽出方法がどうとか、エスプレッソとアメリカーノが云々カンヌンとか、浅煎り深煎りとか、ちょっと小難しそうなところは全部すっ飛ばした「美味しいコーヒーを自宅で飲むための最短ルートをまとめた超初心者向け」の記事です。
美味しいコーヒーを自宅で淹れるまでの道のり
と言うことで、ズバリ、ロードマップとしてはこんな感じです。
ドン。
このような5ステップとなります。
1と2はお店、3〜5は自宅という感じで分けられます。上級者だと、2を自宅でやる人もいるんですが、ちょっと初心者にはハードすぎるので自宅でという意味でいうと、3以降からスタートすることをオススメしたいです。
そもそもなんでインスタントコーヒーじゃダメなのか?
そもそも論ですが、なぜ自宅で飲むコーヒーはインスタントではダメなのでしょうか?
「スーパーのインスタントコーヒーでまぜまぜするやつが楽でよくない?」
「わざわざ豆挽いたりするのめんどくない?」
「いちいちドリップするの腕疲れるし時間かかるしマジでだるくない?」
と思っている人もいるかもしれません。わからなくも無い、、、というか超正論です。だってすげー面倒ですもん。まぁもちろん手間暇かけるぶん当然「美味しい」わけですが、それでもロジカルじゃない。美味しさよりも面倒くささが勝つことだってあります。
でも、それでも、そんな面倒な工程を踏んだとしても、わたしは先ほどのステップを踏んで飲むことをおすすめしたい。
それはなぜでしょうか?何か物事を始める時は「Whyから始めよ」、とマスターヨーダから習いましたよね。ということで理詰めしてみます。
理由1:そもそもコーヒーは「生鮮食品」である
コーヒー豆は、「なまもの」「生鮮食品」ということをご存知でしょうか。コーヒー豆も肉や魚、野菜と同じように、劣化していきます。しかし、コーヒーは腐らない。腐らないことが鮮度に関する意識を低下させるのかもしれません。/ TASHIRO COFFEE
「コーヒーは生鮮食品だよ!」というのは聞いたこともある人もいるでしょう。刺身や果物と同じように、時間が経つと、酸化が進み鮮度は失われ香りを失いやがて味がFxxKなテイストになっていきます。
もはやインスタントコーヒーはFxxKと言っても過言では無いです。でもFxxKはFxxKでみんな好きなのでそれに関しては問題ないと思います。
理由2:コーヒーは「粉」ではなく「豆」の状態で買うべき
理由1にひもづきます。そう、コーヒーはそもそも粉で買うべきではない。ということなんです。
どういうことかというとイメージしてほしいのですが、リンゴをそのままの状態で保存するのと、細かくカットした状態で保存しておくの、どっちが長持ちしそうっすか?どっちが美味しそうな状態を担保できそうっすか?という話です。
カットすればするほど、酸素に触れる面が増えるので、その分酸化もゴリゴリスピーディーになります。もうほんとスピーディーアオキです。
腐りそうな酸化しきったコーヒーと新鮮なコーヒー、さぁあなたはどっちを喉に通したいですか?
そうです、だから「コーヒーは豆の状態で買うべき」ということです。
理由3:インスタントコーヒーは成分的にもオススメできない
スーパーなどでみかける所謂インスタントコーヒーは飽和防止酸などを含んでおり、味はもとより添加物を多分に含みますのでそもそも論でオススメはしないです。
せめて、カルディーかスタバかその辺の有名コーヒーショップで買うことをオススメしたい!親切にも挽いてくれるので、粉の状態で買えますし。
理由4:本当に美味しいコーヒーは「◯い」?!
もともとコーヒー豆って、果物なんですよね。だから実は糖度が23度くらい、サクランボくらい甘い食べ物なんです。
最近NewsPicksの記事でとても面白い記事がりました。
「【独自】デザインで大切なことは、全て「アップル」に学べ」という記事なのですが、ジョナサンアイブのもとで働いていたウェーバー・ダグラスさんがコーヒーのスタートアップを立ち上げてるという話が書いてあり、下記が本人のコメントなんですが
でも、その甘いはずの種がどんどん苦かったり、酸っぱい飲み物に変わっていく。私はそれがどうにも許せなくて。
コーヒーに対して「酸味があっておいしい」という表現は、私は言い訳だと思います。酸味が出てる時点で失敗でしょう、って。
本当においしいコーヒーを飲むときは、複雑な表現は必要なくて、「ただ甘くておいしい」だけなんです。
「酸味があって美味しいは言い訳」
この部分がマジキチで超好きです。(笑)「あぁガチやなぁ」と思いました。(笑)僕もほんの数回しか出会ったことがないですが確かに本当に美味しいコーヒーはほのかに「甘い」です。インスタントじゃ絶対出せない領域ですよね、これは。
美味しいコーヒーを淹れるための3大要素
はい、やっと本題まで来ましたね。美味しいコーヒーを入れるための要素を抜粋しました。
- 豆を選ぶ、焙煎してもらう(お店)
- 豆を挽く(自宅)
- コーヒーを淹れる(自宅)
ズバリこの3つです。他のブログと同じこと書いても仕方がないので「ラクして、一番美味しいコーヒーを自宅で飲む方法」という目線で書きました。
1. 豆選ぶ、焙煎してもらう
「豆選ぶって言われても…。」
そんな声が聞こえてきそうです。ですよね。僕自身も2年前までは豆選ぶって(笑)状態でした。が、しかしこれが深いんですよね。ただ本題とはちょっとそれそうなのでライトに説明しましょう。
豆選びでいっちゃん大事なのは、「自分で選ばないこと」
豆を選ぶ際、一番注意したいのは、「自分で選ばないこと」です。逆説的ですが、はっきりいうと一番楽で間違い無いです。結論、家から近いコーヒー豆を売っているいい感じのお店を見つけて、店員さんにオススメ聞いてそれを買う。というただそれだけ。それがベストオブベストです。
東京都内にお住まいでしたら、無限にお店はあるかと思いますので、「東京 コーヒー ショップ」とかでググってみてください。
都内のオススメのコーヒーショップ
僕個人でオススメするなら渋谷宮益坂の上の方にある「The Local」さん、表参道にある「Coffee Mameya」さんがめちゃ親切で神なのでオススメです。あと中目黒の「グラーノ」さんも気前のいいおじいちゃんが根掘り葉掘りほり豆について教えてくれます。(逆にここはまだ探している最中なのでオススメあったらTwitterかコメントで教えて欲しいです〜。)
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・ 良きコーヒーでした☕️ ・ #coffee #cafe #ig_japan #igersjp #local #コーヒー #カフェ #ローカル
とはいえ、店員さん全てにぶん投げるのはちょっと…という方は、味の好みを伝えるといいでしょう。「軽い感じ・あっさりめが好き」とか「THE Coffeeっていう深いやつが好き」とか「タバコと相性いいパンチあるやつ」みたいな。
「コーヒーショップの店員さんに悪いやつはいない」という都市伝説がありますが、あれマジなので、色々話してみるといいと思います。
もし家の近くにコーヒーショップなんてねーよ!という方、安心してください。今はネットがあります。ズバリ品揃えがあるのは楽天ですね。
一応楽天のリンク貼っときます。
2. 豆を挽く
2番目は買ってきたコーヒー豆を挽くフェーズです。挽くとはつまり「砕いて粉々にする」ということです。
豆を挽く方法は、唯一で、ズバリ「コーヒーミル」を買うことです。包丁で千切りしてもいいですが、それは完全感覚ドリーマーです。
ミルには大別して、2種類あります。自動or手動。オススメは圧倒的に「自動」。僕は最初、安さという観点から手動を選んだのですが1週間が限界で速攻自動のミルを買いました。(笑)
僕が持っているのは、Kalita(カリタ)の「ナイスカットG」です。あとで説明しますが、挽き目(砕く豆の粒度の話)を8段階で設定できて見た目もおしゃれだし、こいつコーヒーわかってんな感が出て、色々コスパがいいです。アンジャッシュ渡部流にいうと「高いけど安い」とはこのこと。
ただ、ナイスカットGはちょいと高く3万円もするので、最初は同じくKalita(カリタ)の「電動コーヒーミル」がいいかもです。評判は結構よくて、2980円とは思えない性能とのこと。まさかのナイスカットGの1/10です。コスパよ。
3. コーヒーを淹れる
コーヒーを淹れるために絶対必要な道具「三種の神器はこれ」
- ドリッパー
- サーバー
- 電子スケール
最低でもこの3つはマストですね。電子スケール?他の二つはわかるけど電子スケール?って思っている人いますよね?僕もそうでした。でも電子スケールほど重要なものはないというか、むしろ電子スケールなしで美味しいコーヒーなんて淹れられません。絶対に無理。なぜかはこのあと話します。
僕が使ってるドリッパーは↓これ。でも正直高いので、これじゃなくても良いかと。
ハリオのこれ↓は
はドリッパーとサーバーついててお買い得ですね。電子スケールはほんとなんでもいいと思うので、一番安いやつでいいかと。
電子スケールの一覧ページのリンク置いときます。
淹れる際に大事なポイント
↑「Coffee Mameya」でもらったレシピ
コーヒーを淹れる際に重要なのはポイントはズバリこの3つ。
- 豆のグラム数
- 水の量
- 挽き目
他にも水の温度とか、注いでる時間とか重要なことはありますが、ライトに始めるという意味で言えばこの3つでしょう!
特に「豆のグラム数と水の量」というのには黄金比が存在するそうで、バリスタの皆さんにヒアリングをかけると教えてくれます。
実はここが美味しいコーヒーを淹れられるか否かの大事なポイントです。まぁでも確かに、料理作るときも比率考えますよね。例えば、麺つゆ入れる時は水との比率考えて入れますしね。コーヒーだけ意識しないのも謎ですよね。
で、ズバリ、黄金比は「豆15gに対して水225cc」です!ただし、これは「豆の種類によって変わる」とのことなので、あくまで基準として捉えた方がいいです。
コーヒーの正しい淹れ方
だいたいネットで紹介されてるのはこの部分なんですが、個人的には、ここまでくる段階で、ほぼ味は決まっちゃってます。淹れることより淹れるまでの準備の方が大事。でももちろん淹れ方次第で味は変わるので、キャッチアップはマストです!で、コーヒーを淹れる際は、先っちょがとんがっているポットが必要です。じゃないと調節が効かないので!
僕はこれ↓使っています。
「の」の字を描くように、粉にお湯を落としていきます。その際注意すべきは
- 最初に蒸らす
- 高さを意識する
- 抽出時間
この3つです。これ意識するだけでだいぶ味変わります!淹れ方は動画みてください〜。
最後は美味しくいただく!
飲む際のTipsを書いておくと、コーヒーは淹れたてよりも、ちょっと時間たって冷めたくらいの50°くらいがちょうど良さげな味わいになります。
普通のマグカップだと速攻冷めてしまうので、僕は、
これを使ってます。正直これを買うのは当分先でいいと思いますが、、、(笑)
最後におさらい
美味しいコーヒーを淹れるためのフロー
- 豆を選ぶ
- おすすめを店員さんに聞く
- 自分の好みを伝える
- 焙煎してもらう
- 豆を挽く
- 自動ミルで挽く
- その際、挽き目を選ぶ
- 好みによって挽き目を変える
- コーヒーを淹れる
- ドリッパーを用意する
- サーバーを用意する
- 電子スケールを用意する
- お湯を沸かす
- 豆のグラムを測る
- 電子スケールにサーバーとドリッパーを乗せる
- 黄金比を意識してお湯を注ぐ
- コーヒーを飲む
美味しいコーヒー淹れるために必要な道具・モノ
- 焙煎されたコーヒー豆
- コーヒーミル
- コーヒードリッパー
- コーヒーサーバー
- 電子スケール
- ポット
この6つですね!
でもやっぱりお店で飲むのが一番美味しい。コーヒー一緒に飲みいきましょう!
散々ここまで説明しておいて、締めの言葉はこれです。コーヒー一緒に飲みましょう!
飲みニケーションならぬ、コヒニケーションはあると思っています!
ぜひお声がけさい!
あと美味しいコーヒーショップあったらおすすめ教えてください!
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